電脳経済学v8> f用語集> itm 内部観測 (Internal Measurement) (v8)
              
(当初作成: 2018/10/04)

1.梗 概:
(1) 観測を内部観測と外部観測に区分して捉える。この場合、従来の観測は暗黙に外部観測を指す。
(2) 内部観測は時系列的に、松野幸一郎により提唱され、郡司ペギオ幸夫により一般化され、その後辻下徹により数理化された。
(3) しかし内部観測の概念は未だ定式化されていないので、下記3.参考情報などにより把握/確認して頂きたい。従って、以下は筆者なりの理解である。
(4) 内部観測についてはqbv量子論的身体観 2.補足説明(2)に示す通りである。偶然の一致なのか、仏教で言う内観が内部観測に相当すると考える。
(5) 松野孝一郎によれば、経験は「間断のない観測」から成り立つと言う。この経験を内蔵する観測を内部観測と呼ぶ。
(6) 内部観測はまた相互作用に不可避となる同定、識別行為を指す。

2.考察/説明:
(1) 本サイトの結論はqbv量子論的身体観となる。これに最も近い概念が「内部観測」として表現される。
(2) 序に言えば、内部観測は個人では経験、社会ではre歴史として集約される。
(3) 更なる要諦は、m-p観測問題は現在の行為が過去の状態を変化させる点にある。(出所:虚数は私たちの世界観を変えてしまった。
(4) そして、この文脈はmk無記wu無為自然でもよい。)に繋がる。

3.参考情報:
(1) 内部観測 (Wikipedia)
(2) 内部観測 (Google検索)
(3) 『内部観測とは何か』 松野 孝一朗 青土社 2000年10月
(4) 『来るべき内部観測 一人称の時間から生命の歴史へ』 松野 孝一郎 講談社選書メチエ623 2016年5月11日 
(5) 『内部観測 -複雑系の科学と現代思想-』 郡司ペギオー幸夫, 松野孝一郎, オットー・E・レスラ ー 青土社 1997年12月
(6) 内部観測研究会 早稲田大学 2017特設サイト 郡司ペギオ幸夫
(7) 内部観測研究室  東京電機大学 理工学部  内部観測研究室 
(8) 内部観測 松岡正剛の千夜千冊 生代篇 0051夜 2000年5月16日
(9) 〔複雑系入門〕内部観測 琉球大学 金城 佑典  pdf
(10) 本サイトにおける「内観」の出現ページ