電脳経済学v6> f用語集> mm マインドマップ (mind map)  (当初作成 2007/02/20: 一部追加 2008/06/26; 2012/06/22

マインドマップ(マインドマッピングともいう)は1960年代に英国の著述家トニー・ブザン氏(Tony Buzan) が発案した発想法の一種である。中央に主題を配置してそれと関連する概念を周辺に展開する方法で人間の意識/記憶構造に対応する合理的な方法とされる。この外にもさまざまな発想法が提示されているがその使用に際して留意すべき点は作成目的の確認と対象読者の特定である。ちなみに本サイトでは思考の基本枠組みあるいは目的連鎖さらにはWH疑問文(6W2H)として発想法を示唆している。
参考までにカード操作によるKJ法についても下記に示す。KJは提唱者の文化人類学者川喜田二郎氏のイニシアルに由来する。もともと学術研究上の方法論であったけど1960年代の高度成長期にはビジネス方面にも広く用いられた。KJ法はグルーピングによる整理法であり連想の展開という点において両者は共通している。これらは「関連図」と総称されるが系統樹、家系図、フローチャート、UMLさらにはブレーンストーミングなども同類である。なお主題/概念は言語に限らないしカード類の方が移動/挿入/削除/置換/組替え/編集などの作業に便利である。関連図に基づく発想法の成否は丹念なメモとその整理を繰り返す根気次第である。なお筆者は@メモ/付箋⇒ AA4 30穴ルーズリーフ⇒B A4ファイル(主題/主体別)に日付をつけて整理している。関連図や図表はAの段階で有効である。ここでの鍵概念は多重フィードバックにありこれにより思考の精緻化や内容の正確性が期待できる。

ウエブサイト:

(1) マインドマップ (Wikipedia)

(2) mind map (Wikipedia)

(3) マインドマップ日本公式サイト

(4) Hatena::Diary::Keyword: マインドマップ

(5) @IT自分戦略研究所: 5分で分かるマインドマップ

(6) KJ法 (Wikipedia)

参考文献:

(1) 『頭がよくなる本』 トニー・ブザン著 佐藤 哲+田中美樹訳 東京図書

(2) マインドマップ関連 ダイヤモンド社