電脳経済学v3> b自然系> b42 食物連鎖過程
(図3.2置換え:2004年04月14日) (図b42一部置換え:2006年09月04日) (一部修正:2009年06月09日)

食物連鎖過程

図b42 食物連鎖過程


植物・動物・微生物はそれぞれ生産者・消費者・分解者と呼ばれ、次に述べる役割を果たしながら図b42に示す食物連鎖関係を形成しています。

なお光合成の化学反応は次の仕組みで営まれています。
        6CO2+12H2O+光エネルギー→C6H12O6+6O2+6H2O

代謝モデルは、経済過程の枠組みをこの食物連鎖過程に求め、企業・家計・政府からなる経済主体を生産・消費・分解の各系に対応させて組み立てたものです。なお食物連鎖過程は炭素分子を中心として循環が営まれるので炭素循環過程とも言われます。ちなみに生命体がこのように自身の維持・発展に必要なものを生物的環境あるいは無機的環境から摂取し、同時に不要になったものを環境に排出する働きは代謝と呼ばれます。代謝モデルの名称はこの同化異化作用が経済過程における投入産出関係に対応する点に着目して与えたものです。
次に生産・消費・分解の各系における内部機構をb50熱交換器の原理としてさらに各系相互の結合関係をb52経済要素の変換過程として提示します。これまでの熱力学並びに生態系を巡る冗長ともいえる準備的な説明は、前記2ページ(b50とb52)のみで一気呵成に3部門開放系の代謝モデルとして完結します。