電脳経済学v3> c経済系1> c32 価格決定機構
 (一部修正:2005年0213日)  (一部修正:2006年1006日)

価格決定機構

図c32 価格決定機構


価格決定機構について図c32価格決定機構に基づいて説明を加えます。同図によれば需要関数DD'と供給関数SS'の交点Cにおいて価格Pcと数量Qcが決定されます。市場経済の仕組みのもとでマクロな経済循環現象はIS-LM分析によりミクロな市場価格現象は価格決定機構を通して評価・調整されます。図ct20-1と図ct20-2の対比においてミクロとマクロが同一原理のもとに作動している様子をうかがい知ることができます。ちなみにこの場面では三面等価の原則により国民総生産、国民総所得、国民総支出は等価となります。両図における物価水準と利子率の将来展望がケインズ理論における有効需要の原理となります。
図c32価格決定機構と図d20-2交換モデルを@対象品目、A時間、B空間(場所)について対比するとき、価格決定機構には時間と空間の要素が欠落しています。市場成立の根拠は交換価値の源泉が対象商品の時間と空間の差異にありますから価格決定機構で商品流通の現実は説明できません。つまり現実の経済過程は時間・空間・価格などのギャップフィーリング文脈のもとに成立します。したがって情報の量や質さらにはスピードが競われることになります。
この「入力−内部(系)−出力」を巡る三者関係は応答・同定問題と呼ばれ、演算の場合は陽関数形式で検証の場合は陰関数形式で表現されます。この価格決定機構はd20交換モデルに示す意識作用を経て最終的にe24梵我一如の形で人間解放に結びついて行きます。